Thursday, October 18, 2018 9:57 AM

捜査報告、中間選挙直後か ロシア疑惑で特別検察官

 ブルームバーグ通信は17日、トランプ政権のロシア疑惑を捜査するモラー特別検察官が11月6日の中間選挙後、速やかに捜査結果を司法省に報告するとの見通しを伝えた。複数の関係筋の話としている。CNNテレビも結果報告は選挙後、年末までに行われると報道。中間選挙と合わせ、捜査結果は政権の命運を左右することになりそうだ。

 捜査は大詰めを迎えており、2016年米大統領選への介入でロシアとトランプ陣営が共謀したか否かや、トランプ大統領が疑惑捜査の中止を狙って司法妨害したかが焦点。モラー氏の報告は刑事事件として処理すべきかどうかの判断を示すとみられる。

 トランプ氏は疑惑捜査を「根拠のない魔女狩り」と非難しているが、捜査を監督する司法省のローゼンスタイン副長官は17日、ウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューに「独立した立場で適切に行われている」と述べ、捜査の正当性を強調した。(共同)