Thursday, October 18, 2018 9:58 AM

公式招請あれば初訪朝も 法王、韓国大統領に伝達

 欧州歴訪中の韓国の文在寅大統領は18日、キリスト教カトリックの総本山バチカンでローマ法王フランシスコと会談した。韓国大統領府によると、法王は文氏から北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の訪朝要請を伝えられ、「公式の招請があれば行く可能性がある」と応じた。

 歴代法王が北朝鮮を訪れたことはないが、現法王は2014年に訪韓して南北の平和と和解を願うミサを行うなど、朝鮮半島情勢に強い関心を示している。

 法王は15年の米国とキューバの歴史的国交回復を仲介した。北朝鮮はトランプ政権との非核化交渉難航も想定し、法王に米国や国際社会との橋渡し役を期待している可能性がある。(共同)