Thursday, October 18, 2018 10:00 AM

米中「関係維持」で一致 南シナ海は平行線か

 マティス米国防長官と中国の魏鳳和国務委員兼国防相は18日、シンガポールで会談した。ロイター通信によると、マティス氏は米中の偶発的な衝突を回避するためハイレベルの関係強化が必要だと述べた。両氏は「長期的な関係維持の必要性」で一致した。

 AP通信によると、マティス氏は南シナ海問題を巡り、中国軍に無責任な振る舞いがあるとの米国の認識が各国で幅広く共有されていると指摘した。中国は南シナ海の領有権を主張しており、議論は平行線をたどったもようだ。

 米中対立が通商から軍事面に拡大する中、南シナ海では最近、中国艦が米艦に異常接近する事案が起き、不測の事態が懸念されている。APによると、会談で合意事項はなかった。(共同)