Friday, October 19, 2018 10:08 AM

海外安全情報に高い関心 「たびレジ」利用は3%

 内閣府が19日に公表した「海外安全に関する世論調査」によると、自分や家族が海外に出掛ける際、渡航先の治安や災害、感染症などに関する情報を「調べる」と答えた人は72.8%に上り、安全への高い関心が浮き彫りとなった。一方、外務省が海外滞在中に緊急情報をメールで知らせる「たびレジ」を利用している人は3.0%で、認知度の低さが露呈した。

 調査は外務省の依頼で初めて実施。同省担当者は「安全への意識が高いのは、海外で日本人が巻き込まれるテロが増えているのが原因ではないか」と分析した。たびレジは海外で起きた危険情報を日本語で受信できる利点があるとして「認知度を高め、普及に努めたい」としている。

 安全情報を入手する方法を複数回答で聞くと、「インターネット検索」が74.7%で最多。「ガイドブック」52.1%、「旅行会社からの説明」49.4%と続いた。年代別で、インターネット検索の利用は18〜49歳が90%前後だった。60代は69.0%、70代以上は41.2%にとどまった。(共同)