Friday, October 19, 2018 10:09 AM

最多金16個、勢いを東京へ 5冠の北園ら五輪の新星に

 原則15〜18歳を対象にした第3回夏季ユース五輪がブエノスアイレスで18日閉幕し、日本選手団は過去最多の金16個を含む44個のメダルを獲得した。開幕まで2年を切った東京五輪を前に、有望な10代のホープが幅広く14競技で表彰台に立ち、小谷実可子団長は「この勢いを2020年につなげてほしい」と総括した。

 鮮烈な印象を残したのが体操男子の北園丈琉(大阪・清風高)だ。個人総合と種目別で5冠を達成し、完成度の高さを示した15歳の新星は東京五輪へ「出ないと意味がない。この経験を生かしたい」と意欲を強調した。

 フェンシングの女子フルーレ個人で16歳の上野優佳(埼玉・星槎国際高)は今大会の日本勢で金メダル第1号。巧みな剣さばきでユース世代最強を証明した。東京五輪で追加種目の空手やスポーツクライミングでもメダルを獲得し、テニスの混合ダブルスでは内藤祐希、田島尚輝組(TEAM YONEZAWA)が実力通り頂点に立った。(共同)