Monday, October 22, 2018 10:12 AM

中米の移民集団5000人に メキシコ南部、米国目指す

 ホンジュラスから米国に向け、メキシコ南部を北上する約2000人の移民集団に21日までに新たなグループが合流し、約5000人にふくれあがった。メキシコのメディアなどが報じた。同国政府は人道的措置として入境を黙認したもようだが、米国への違法入国は認めない方針を強調している。

 移民問題を11月の米中間選挙の「重大争点」と位置付けるトランプ大統領は21日、「南部国境からの不法移民の襲来を全力で抑え込んでいる」とツイッターに投稿し、移民対策強化の必要性を繰り返した。

 関係者らによると、約2000人の移民集団がグアテマラからメキシコに入境した後、新たなグループも国境沿いの川を渡るなどして合流した。メキシコ政府は国境付近の南部タパチュラの施設に徒歩やバスなどで誘導。これまでに約1000人の亡命申請を受理し、資格の有無を調べている。(共同)