Monday, October 22, 2018 10:13 AM

英仏独「殺害を断固非難」 解明要求、武器輸出中止も

 サウジアラビア政府を批判してきたサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が死亡した事件で、英国とフランス、ドイツの3カ国外相は21日「殺害を正当化できるものは何もなく、断固として非難する」との共同声明を発表した。死亡に至る経緯を解明する包括的で「信頼に足る」調査も要求した。

 サウジのジュベイル外相は米メディアに、遺体がどこにあるかすら知らないと述べ、事件の詳細に口を閉ざした。「殺害」の証拠を握るとされるトルコのエルドアン大統領が23日発表する声明を警戒しているもようだ。

 国営サウジ通信は22日、サルマン国王とムハンマド皇太子が遺族に電話で「哀悼の意」を伝えたと報じた。遺族側は国王らに謝意を述べたとしている。(共同)