Tuesday, October 23, 2018 10:47 AM

ロシア、核条約破棄で説明要求 米補佐官、意向伝達か

 ロシアのプーチン大統領は23日、米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)とモスクワで会談する。ロシア大統領府によると、プーチン氏はトランプ大統領が20日に表明した中距離核戦力(INF)廃棄条約の破棄方針について説明を求める考え。ボルトン氏は22日、ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記との会談で、破棄の意向を伝えたとみられる。

 ボルトン氏は23日に記者会見する予定。

 プーチン氏はこれまでに、米国が欧州などで進めてきたミサイル防衛(MD)網の構築はロシアの核戦力を無力化する動きだと批判。攻撃に転用が可能な米MDは同条約に違反すると指摘し、相応の軍事的対応が必要との立場を示してきた。(共同)