Tuesday, October 23, 2018 10:48 AM
メキシコに部品生産移管 日本電産、米中貿易摩擦で
日本電産は23日、米中貿易摩擦の影響を回避するため、米国向けに中国で生産している車載・家電向け部品の一部をメキシコに生産移管することを明らかにした。中国で生産した部品を米国に輸出すると25%の高い関税がかかることなどから、2018年度内に約200億円を投資してメキシコの工場の生産能力を増強し、影響を緩和する。
中国で生産を継続する部品については、東南アジア向けに輸出するなど生産・出荷態勢を見直すことで対応する。大阪市で記者会見した永守重信会長は「(貿易摩擦の)状況は続くが、影響が出ないように(会社を)引っ張っていく」と説明した。
一方、同日発表した2018年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比8.6%増の7776億円、純利益は32.1%増の785億円で、いずれも中間決算として過去最高を更新した。産業向けや車載用のモーターが好調だった。(共同)
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