Friday, October 26, 2018 10:09 AM

ベルギーがF35を34機購入 欧州戦闘機外しに批判

 ベルギー政府は25日、次期主力戦闘機として米最新鋭ステルス戦闘機F35を34機購入すると発表した。欧州連合(EU)が軍事面での米依存脱却を図る中、EU本部のあるベルギーが、欧州4カ国で開発した戦闘機ユーロファイターを選ばなかったことに批判が出ている。

 欧州メディアによると、ミシェル首相は米機を選んだ理由は価格が安かったためだと説明。ファンデプト国防相は操縦士訓練や保守費用を含めた費用は約40億ユーロ(5100億円)だと述べた。

 欧州のシンクタンク、ロベール・シューマン基金のジュリアーニ所長は「欧州防衛にとってひどい話だ」と強調した。(共同)