Monday, October 29, 2018 10:02 AM

「トランプ流」公約で論争 現実路線に転換の見方も

 過激な発言やポピュリスト(大衆迎合政治家)的な姿勢で「ブラジルのトランプ」と呼ばれる右翼ボルソナロ氏(63)が大統領に当選した。トランプ大統領に共感を示し、選挙戦では在イスラエル大使館のエルサレムへの移転や中国批判を口にしてきた。一方で就任後は現実路線を取り、論争を呼びそうなこれらの公約や態度を控えるとの見方もある。

 「トランプ氏に心酔している。彼は偉大な米国を、私は偉大なブラジルを目指す」。11日、ボルソナロ氏は記者会見で思いを語った。

 両者は物議を醸す「率直な」物言いで共通。ツイッターやフェイスブックを駆使して支持を拡大した。偏向しているとしてメディアを攻撃し、敵視する姿勢も同じだ。(共同)