Tuesday, October 30, 2018 10:26 AM

メキシコ南部、混乱続く 移民集団に警官配備

 ホンジュラスから米国を目指す約2000〜3000人の移民キャラバン(集団)の一部が29日、グアテマラ南西部テクンウマンから川を渡り、メキシコ南部チアパス州に入った。メキシコ当局は大量の警官を配備し、渡ってきた人々を一時拘束、事情を聴くなど混乱が続いている。

 メキシコのメディアなどによると、同国のナバレテ内相は、記者団に「キャラバンに武器を持った犯罪グループが入り込んでいるとグアテマラから報告を受けた」と話し、警備強化したことを明らかにした。正当な理由がある移民は入境を認めるとも述べた。

 国境地帯では数日前から移民らが集結し、28日には警察との衝突も起きた。一部が石などを投げるなど暴徒化し、警察がゴム弾を発砲。移民の男性(26)が死亡した。(共同)