Wednesday, October 31, 2018 10:48 AM

ドコモ、2〜4割値下げ 携帯の通信料、19年度から

 NTTドコモの吉沢和弘社長は31日、東京都内で記者会見し、携帯電話の通信料金を2019年4〜6月期から2〜4割程度値下げすると発表した。政府が強く求めてきた値下げに最大手のドコモが応えた形となり、KDDI(au)とソフトバンクも追随しそうだ。

 これまで主流だったスマートフォンなど携帯端末の購入代金と通信料金をセットにした料金体系を見直す。端末代金と通信料金を切り分けた「分離プラン」と呼ばれる料金体系で値下げする見通しで、通信料金を2〜4割下げる。利用状況によって値下げ率は異なるという。一方、端末代金の割引率は現状より縮小させる方針。詳細は今後詰めるが、顧客が値下げを実感できる内容になるかは不透明だ。

 吉沢氏は「料金プランが複雑で分かりにくかった。シンプルで分かりやすい料金に大胆に見直す」と語った。値下げによる顧客への還元額は1年当たり最大4000億円になるとした。(共同)