Thursday, November 01, 2018 11:06 AM

LGBT候補が過去最多に 投票行動に影響拡大

 11月6日投開票の米中間選挙では、自らが性的少数者(LGBT)であることを公表して上下両院選に挑む主要政党の候補者が22人と過去最多に上っている。トランプ政権はLGBTの権利擁護を後退させているが、同性婚への国民の支持は6割超。人権団体は「LGBTへの姿勢は候補を選ぶ基準の一つになりつつある」と指摘する。

 「米国政治の進化を示すものだ」。LGBTの政治参加を促す超党派の団体「ビクトリー・ファンド」のアニス・パーカー代表は、LGBTの候補増加を歓迎する。

 同団体の調査によると、主要政党では上下両院選に過去最多の22人、知事選にも4人が立候補。この26人のうち共和党候補は1人だけで、パーカー氏は「現政権の反LGBT的な政策が共和党からの立候補を困難にしている」と分析した。(共同)