Thursday, November 01, 2018 11:07 AM

白熱「トランプ対オバマ」 最終盤迎え舌戦展開

 米政権への審判となる11月6日の中間選挙は1日までに最終盤を迎え、トランプ大統領とオバマ前大統領の舌戦が白熱している。トランプ氏が野党民主党やメディアへの攻撃をエスカレートさせる中、オバマ氏は社会の分断を広げる姿勢と非難。異なる国家指導者像を体現する2人は一歩も譲らぬ闘いを展開している。

 トランプ氏は10月31日、約8000人を集めたフロリダ州の支持者集会で、自身が掲げる「米国第一」主義が米国を繁栄させたと誇示し「移民を招いて犯罪を増やし、増税も望むなら民主党に投票すればいい」と訴え、与党共和党への投票を促した。

 オバマ氏が支援する同州知事選の民主党候補で黒人のギラム氏について「フロリダを(独裁体制の)ベネズエラのようにする過激な社会主義者」とレッテルを貼って攻撃。トランプ政権に批判的な報道に対しても「極左メディアがうそを広めている。偽ニュースだ」とまくし立てた。(共同)