Friday, November 02, 2018 9:52 AM

RCEPの実質妥結に意欲 フィリピンの貿易産業相

 フィリピンのラモン・ロペス貿易産業相が2日までに共同通信の電話インタビューに応じ、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉に関し、11月中旬の東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会合で「良い報告ができるだろう。来年には、全項目で合意したい」と述べ、重要分野で一定の合意に達する実質妥結に向け意欲を示した。

 ことしに入ってからの交渉の進展が目覚ましかったと指摘。「なかなか着地ができていない国もあるが、交渉の勢いが続いている」と強調した。

 環太平洋連携協定(TPP)の参加には「経済的なメリットとデメリットを検討しており、米国の出方もうかがっている」と前向きな姿勢を示した。ただ、RCEP交渉の妥結を優先する方針も表明した。(共同)