Monday, November 05, 2018 9:26 AM
日立の20代社員、労災認定 パワハラに長時間労働
日立製作所の子会社「日立プラントサービス」に出向していた20代の男性が2016年、体調を崩し、高岡労働基準監督署(富山県高岡市)が、パワハラや月150時間超の残業が原因として、労災認定していたことが5日、関係者への取材で分かった。男性は適応障害と診断され、現在も療養している。政府は残業時間の上限規制など働き方改革を進めているが、大企業などの若い社員が過重労働で追い詰められている実態が改めて浮き彫りになった。
男性を支援する「労災ユニオン」によると、男性は高等専門学校を卒業し、13年に日立製作所に入社。東京の事業所に2年間勤務した後、日立プラントサービスで富山県高岡市の化学プラント建設工事に携わることになった。
男性によると、当時の通勤時間は徒歩で40分。早朝から工事現場の仮設トイレの掃除をしなければならず、赴任当初は5万枚以上の資料をコピーする事務作業もあった。(共同)
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