Wednesday, November 07, 2018 10:21 AM

米朝高官、NY会談を延期 非核化と制裁解除で対立か

 米国務省は7日、ニューヨークで8日に予定していたポンペオ国務長官と北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長の会談を延期すると発表した。理由は明らかにしていない。検証可能な形での非核化を求める米国と、制裁解除を強く要求する北朝鮮の間で対立が解けず、北朝鮮側が中止を申し入れた可能性がある。

 国務省は5日に高官会談開催を発表したばかりだった。同省のナウアート報道官は声明で「互いの日程が合う時に再招集する」とした上で「対話は続ける」と強調した。

 金英哲氏は金正恩党委員長の最側近。米側は高官会談で非核化進展への道筋を付け、年明け以降の開催をにらむ米朝首脳再会談の日程や場所の調整を図る構えだったが、再会談がさらに遠のくことも考えられる。(共同)