Thursday, November 08, 2018 10:13 AM

東芝、5年で7000人削減 工場再編、早期退職も

 東芝は8日、2019〜23年度の5年間の中期経営計画を発表した。グループの従業員は約1400人の早期退職などを通じ約7千人減らす。経費を圧縮し、50歳以上の従業員が多い人員構成を適正化するのが狙い。IT整備といった成長分野に約1兆7400億円を投資し、売却した半導体メモリー事業に代わる新規事業を育成する。

 国内外の工場や子会社の再編を加速するほか、米国の液化天然ガス(LNG)事業や英原発事業の撤退も決めた。

 東芝の海外を含めたグループ従業員は6月末現在、約13万2000人。過去の不正会計や業績不振に伴う事業売却により人員規模が縮小し、今後は年間千人規模の退職者が出る見通しだ。早期退職は収益向上が必要なエネルギー部門を中心に募る。(共同)