Friday, November 09, 2018 9:09 AM

スポーツ庁、ゲイツ財団と連携 貧困や飢餓の撲滅目指す

 スポーツ庁と、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏と妻が設立した財団は9日、2020年東京五輪・パラリンピックを契機として、スポーツを通じて国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献する新たなプロジェクトを推進すると発表した。

 SDGsは貧困や飢餓の撲滅、質の高い教育の提供、男女平等の実現などを目指し、30年までの目標を設定している。来年から始める今回のプロジェクトでは、国内外のアスリートが非政府組織(NGO)と連携してSDGsの達成に向けて活動し、ゲイツ氏の財団が資金などを提供する。

 東京都内で行われた記者会見でゲイツ氏は「スポーツでSDGsに光を当てることができる」と関心の高まりを期待し、東京大会の組織委員会の森喜朗会長は「選手自身に持続可能な社会をつくっていくために何ができるかを考えてほしい」と協力を呼び掛けた。(共同)