Monday, November 12, 2018 9:10 AM

ソフトバンク、7兆円上場 12月19日、携帯子会社

 ソフトバンクグループの携帯電話子会社ソフトバンクは12日、東京証券取引所から上場の承認を受けたと発表した。上場予定日は12月19日。企業価値を示す時価総額は7兆1807億円と想定しており、初値ベースで7兆3395億円だった日本郵政に次ぐ約3年ぶりの大型上場案件となる。

 新規上場に伴う資金調達額は1987年のNTTを上回り、過去最大とみられる。孫正義氏が会長兼社長を務める親会社のソフトバンクグループは一部のソフトバンク株を売却し、市場から最大約2兆6千億円を調達する見通し。今後は投資事業に専念して、調達した資金を先端企業への投資に振り向ける方針だ。

 ソフトバンクはグループの資金を稼ぎ出してきた中核事業。第5世代(5G)と呼ばれる次世代通信の研究開発を進めている。上場後もソフトバンクグループが63.14%の出資比率を保ち、連結子会社を維持した「親子上場」になる。(共同)