Monday, November 12, 2018 9:13 AM

南シナ海、ロヒンギャ協議 ASEAN関連会合開始

 東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の関連会合が12日、シンガポールで始まった。13日の首脳会議では、中国と一部の加盟国が領有権を巡り対立する南シナ海問題やミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャの迫害問題が主な議題となる見通し。

 今年5月の総選挙で首相に返り咲いたマレーシアのマハティール首相が15年ぶりにASEANの舞台に復帰。かつて欧米諸国と舌戦を繰り広げた東南アジアの「ご意見番」の発言が注目される。

 ミャンマーから隣国バングラデシュに逃れたロヒンギャの帰還が今週にも始まる可能性があり、首脳会議の議長声明案には「自発的な帰還の迅速な実現」を促す内容が盛り込まれている。会議では各国がミャンマーに問題解決に向けた行動を求めるとみられる。(共同)