Tuesday, November 13, 2018 9:59 AM

パリ市民「まだ涙が出る」 同時テロ3年で追悼

 130人が死亡、300人以上が負傷した2015年11月のパリ同時多発テロから3年を迎えた13日、フィリップ首相やカスタネール内相ら閣僚はパリや郊外サンドニの現場を各市長と訪れ、犠牲者の追悼式典を行った。パリで集会に参加した市民は「あの日を思うとまだ涙が出る」と振り返った。

 フィリップ氏らはサンドニのフランス競技場からパリのバタクラン劇場まで計6カ所の現場を順番に訪問。それぞれの場所で犠牲者の名前が読み上げられ、献花、黙とうした。マクロン大統領は今年の式典には参加しなかった。

 劇場のある区の庁舎前では被害者らでつくる団体が追悼集会を開催。近くに住むジョシレイデ・アルノーさん(50)は「娘はテロで友人を亡くした。私たちは決して忘れることなどできない」と静かに語った。(共同)