Tuesday, November 13, 2018 10:00 AM
RCEP年内妥結見送りへ 首脳会合、交渉継続を確認
日中韓やインド、東南アジア諸国連合(ASEAN)など東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉に参加する16カ国は13日、目標としていた年内の実質妥結を見送る方針を決めた。これまでの協議で参加国の意見の隔たりが埋まらなかったためで、14日にシンガポールで開く首脳会合では交渉を2019年まで継続する方針を確認し、共同声明を公表する。
交渉筋によると、12日の閣僚会合を受けて参加国は13日、議論を19年に持ち越すことを明記した文書を取りまとめた。この文書を基に、首脳会合で共同声明の内容を議論する。
文書では、関税を扱う市場アクセスなどの分野で各国に隔たりがあるとし、合意のため「最も高い水準での政治的支援を保証する」と記している。一定水準での合意となる「実質妥結」の表現は共同声明には盛り込まれない方向だ。(共同)
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