Wednesday, November 14, 2018 9:48 AM

カルガリー住民投票で否決 26年冬季五輪、招致撤退か

 札幌市が断念した2026年冬季五輪招致の賛否を問うカルガリー(カナダ)の住民投票が13日に行われ、暫定開票結果によると、反対票が約56%と賛成票を上回り否決された。AP通信が報じた。

 市議会は住民投票の結果の影響を受けるとみられ、反対多数で招致から撤退する可能性が高まった。カナダ・オリンピック委員会は投票結果を残念とする声明を出した。

 国際オリンピック委員会(IOC)は10月の総会で、カルガリーのほか、ミラノとコルティナダンペッツォの共催案のイタリア、ストックホルム(スウェーデン)の3候補を第2段階に進む正式な立候補都市に選んだ。

 26年五輪を巡ってはスイスのシオン、オーストリアのグラーツも撤退。トルコのエルズルムはIOCから大規模大会の開催経験などで懸念が示され、落選していた。(共同)