Wednesday, November 14, 2018 9:49 AM

無人タクシー近くお目見え 世界初、米でグーグル系

 グーグルの自動運転車開発部門が独立したウェイモが、運転手のいらない自動運転車を使った「無人タクシー」の有料サービスをアリゾナ州で2カ月以内に始めることが分かった。米メディアによると、事業化が実現すれば、世界初となる。ウェイモのクラフチック最高経営責任者(CEO)がカリフォルニア州での13日の講演で明らかにした。

 ただ、配車大手ウーバー・テクノロジーズの自動運転車が今年3月、公道試験中に死亡事故を起こした事例もある。実用化に向けたIT企業や自動車メーカーの先陣争いが激化する中、公道で自動運転車を走らせる企業には高い安全性をどう確保するかが問われる。

 ウェイモは年内の事業化をにらんでアリゾナ州フェニックスで登録した人を対象に通勤や通学に無料で無人タクシーのサービスを提供していた。2カ月以内にフェニックスの限定された地域で、一部の人を対象に有料サービスを始める。対象者は徐々に拡大していく。(共同)