Wednesday, November 14, 2018 9:49 AM

中米移民400人が国境に 米、バリケードで警備強化

 メキシコからの報道によると、中米諸国から米国を目指している移民集団のうち400人以上が13日までに、カリフォルニア州サンディエゴと国境を接するメキシコ北西部ティフアナに到着した。さらに約4000人がバスなどに乗って移動中で、ティフアナで合流する見通し。

 一方、米税関・国境警備局は13日、警備強化のため、サンディエゴ側で両国を結ぶ一部道路の規制や閉鎖に着手。米軍がバリケードや有刺鉄線の設置を進めた。マティス国防長官は14日に南部テキサス州の国境地帯を視察する。

 今回の移民集団は計6000人以上に上る。トランプ大統領は中間選挙前、移民集団の動きを「米国への侵略」と強調。国境地帯に米軍約5200人の派遣を発表し、同氏はさらに「1万から1万5000人に増派するだろう」とも発言した。9日には、不法入境の移民には難民申請を認めないとの大統領令に署名した。(共同)