Wednesday, November 14, 2018 9:51 AM
米中へのけん制が焦点 15日からAPEC会合
アジア太平洋経済協力会議(APEC)に参加する日本や米国、中国など21カ国・地域は15〜18日にパプアニューギニアの首都、ポートモレスビーで首脳会議や閣僚会議を相次いで開く。保護主義的な通商政策を強める米国や、国営企業への補助金を通じて市場をゆがめていると指摘される中国に、他の参加国が結束してけん制できるかが焦点となる。
閣僚会議は15日、首脳会議は17〜18日に開催。最終日に首脳宣言を採択して閉幕する。日本からは安倍晋三首相や河野太郎外相などが出席する。
今年5月に開かれた貿易相会合では、自由貿易のルールから外れた行動を取る米中に対し、共同声明の形で反対を強く打ち出すことができなかった。今回の首脳宣言でも難航することが予想される。米中間選挙後初の国際会議となり、米中対立の行方を占う意味でも注目が集まりそうだ。(共同)
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