Wednesday, November 14, 2018 9:53 AM

米で憎悪犯罪17%増加 17年に約7180件

 米連邦捜査局(FBI)は13日、国内で2017年に7175件の憎悪犯罪(ヘイトクライム)が報告され、16年と比べ17%増加したと発表した。

 FBIによると、憎悪犯罪の対象は人種や民族が59.6%、宗教が20.6%、性的指向が15.8%だった。人種の内訳は黒人が48.6%で最も多く、宗教はユダヤ教への偏見が58.1%で最多だった。

 今年10月には米東部ペンシルベニア州のシナゴーグ(ユダヤ教会堂)で11人が殺害された銃撃事件が発生した。憎悪犯罪などで起訴された被告はユダヤ人を殺害する意図があったと供述しており、トランプ大統領の社会の分断をあおる発言が影響を与えたとの批判も出ている。(共同)