Thursday, November 29, 2018 9:05 AM

THAAD44基売却に署名 米サウジが合意

 米国務省は28日、高高度防衛ミサイル(THAAD)44基など、サウジアラビアへの総額150億ドル(約1兆7千億円)の武器売却に向けた同国との政府間合意文書に26日、署名したと明らかにした。

 米国在住のサウジ人記者カショギ氏の殺害事件を受けて米議会でサウジへの武器禁輸を求める動きが出ているが、トランプ政権は巨額の武器取引の相手である同盟国サウジとの関係を重視する姿勢を鮮明にしている。

 国務省は「国益確保のため、米国はサウジの揺るぎないパートナーであり続ける」と強調。「THAAD売却は、イランの弾道ミサイルの脅威に直面するサウジやペルシャ湾岸地域の安全支援であり、米国の安全保障にも資する」と説明した。(共同)