Thursday, November 29, 2018 9:07 AM

高関税、米国が招いた 中国外務省が反論

 米政権が中国から輸入する自動車の関税を巡り、中国に対抗して同水準の40%に引き上げる検討をすると発表したことに対し、中国外務省の耿爽副報道局長は29日「米国が貿易摩擦を仕掛けなければ、中国が米国車に課す関税は15%で済んでいた」と述べ、米国に非があると反論した。

 中国は7月に自動車関税を25%から15%へ引き下げたが、米国車について貿易摩擦の制裁措置で40%に引き上げた。

 耿氏は米国が殻付き落花生に課している関税は160%余りで、中国の10倍以上だと指摘。両国で資源や産業構造が異なるため、各産業で関税を平等にするのは「不可能だ」とも述べた。(共同)