Friday, November 30, 2018 9:08 AM

4K8Kきょうスタート 超高精細、現行の4〜16倍

 超高精細の4K8K衛星放送が1日午前10時からNHKやBS民放局などでスタートする。開局特番として、NHKは南極とイタリアからの生中継、BS民放4局は日本と世界の鉄路を巡る共同番組を放送する。

 現行の放送は2Kで、4Kは4倍、8Kは16倍の画素数を持ち、きめ細かく迫力のある映像が特徴だ。2020年の東京五輪・パラリンピックを見据えた「次世代」の規格として、総務省や放送界が整備を進めてきた。

 NHKのほか、BS朝日、BSテレ東、BS-TBS、BSフジの民放キー局系列4局など17チャンネルが放送を始め、8KはNHKのみ。BS日テレは19年9月から、WOWOWは20年12月からの4K放送開始を予定している。

 NHKは4Kチャンネルを毎日18時間、8Kチャンネルを12時間10分放送。4Kでは月曜に娯楽、火曜に自然科学など曜日ごとにジャンルを分けて編成する。8Kはライブやスポーツなど臨場感のある番組が売りだ。民放4局の4K放送は現行の2K放送とほぼ同じ内容で、4K用機材で制作された番組も当初は少ない。各社は今後比率を高めていくとしている。(共同)