Monday, December 03, 2018 8:53 AM

元最高裁判事の逮捕状請求 韓国、徴用工訴訟遅延で

 日韓関係の悪化を危ぶむ韓国の朴槿恵政権(当時)の意向で韓国最高裁の所属機関「法院行政所」が元徴用工の民事訴訟の進行を遅らせるなどした疑惑を巡り、韓国検察は3日、職権乱用などの容疑で同所所長を務めた元最高裁判事2人の逮捕状を請求した。韓国メディアが報じた。

 2人は、2014年2月から16年2月まで所長だった朴炳大・元判事と、後任で16年2月から17年5月まで務めた高・元判事。検察は既に同所の林鍾憲・前次長を職権乱用などの疑いで逮捕、起訴している。

 聯合ニュースによると韓国検察は今年11月、徴用工訴訟で日本企業側の代理人を担当した韓国の大手法律事務所を家宅捜索し、資料を押収した。訴訟の遅延に関与したとされる大統領府の法務担当の元秘書官が退職後、この事務所に移っていた。(共同)