Monday, December 03, 2018 8:59 AM
サウジ擁護に支持得られず 米政権、寄稿や会見裏目に
トランプ政権が記者殺害事件を起こしたサウジアラビアへの武器輸出を守ろうと躍起になっている。ポンペオ国務長官らが新聞への寄稿や記者会見を通じてイランの脅威を訴えるが、反対意見を暴力で封じるサウジの姿勢にはほとんど言及しない。議会や世論の不評を買って裏目に出ているのが現状で、武器禁輸論は収まる気配がない。
トランプ大統領は20カ国・地域(G20)首脳会合のため1日まで滞在したアルゼンチンで、サウジのムハンマド皇太子と短い会話を交わした。ただ内容は明らかにされていない。
ポンペオ氏は11月28日付のウォールストリート・ジャーナル紙に寄稿し「議会がわめき散らし、メディアが殺到している」と、サウジに批判的な論調に疑問を呈した。イランが「中東に死と破壊を拡散させる」として、同国と敵対するサウジとの協力が不可欠だと訴えた。(共同)
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