Tuesday, December 04, 2018 9:51 AM

インフラ改修に3兆円 政府、3年間で集中投資

 政府は4日、国土強靱化に向けた重要インフラの緊急点検結果を踏まえ、2018年度から20年度までの3年間で計約3兆円を改修に投じる方針を固めた。西日本豪雨や台風21号、北海道での地震被害を受け、空港や道路、病院などの防災力強化を急ぐ。来週中にも開く関係閣僚会合で、対象となるインフラの数や箇所を示す。

 政府は、災害時の被害の大きさやインフラの脆弱性などを考慮し、緊急度の高い箇所から予算を配分、改修や補強を進める方針。18年度第2次補正予算案と、19年度と20年度の当初予算案にそれぞれ関連経費として1兆円前後を盛り込む。

 3年間の集中投資には、来年10月に予定される消費税率引き上げで景気が腰折れするのを防ぐ狙いもありそうだ。(共同)