Wednesday, December 05, 2018 9:18 AM

入管法改正あす成立へ 与党、会期延長せず

 与党は5日、外国人労働者の受け入れを拡大する入管難民法などの改正案を7日の参院本会議で可決、成立させる方針を固めた。与野党は6日の参院法務委員会審議に安倍晋三首相が2時間出席することで合意。与党は6日の法務委採決を目指す。首相は自民党の萩生田光一幹事長代行と官邸で会談し、10日が会期末の今国会を延長しないと確認した。成立阻止を図る立憲民主党は、法務委員長の解任決議案や山下貴司法相問責決議案、内閣不信任決議案提出を視野に入れ対抗する構え。

 首相は萩生田氏との会談で、入管難民法改正案について「最後までしっかり取り組んでいこう」と述べた。

 自民党の関口昌一参院国対委員長と立民の芝博一参院国対委員長が会談し、6日の法務委審議日程を確認。理事懇談会で決定した。与党筆頭理事の福岡資麿氏(自民)は記者団に「会期が限られている中で質疑を積み重ねたい」と説明。この日は採決提案を見送った。(共同)