Thursday, December 06, 2018 9:13 AM

クリスマス曲、広がる自粛 北米各局、MeToo影響

 クリスマスシーズンが到来した北米のラジオ局で定番のクリスマスソングの放送を自粛する動きが広がっている。男性が女性と一夜を共にしようと繰り返し説得する歌詞に苦情が寄せられたためで、セクハラ告発の「#MeToo」(「私も」の意)運動の影響を指摘する声も出ている。

 曲は「ベイビー、イッツ・コールド・アウトサイド(外は寒いよ)」で、1944年に作詞作曲された。人気歌手の故ディーン・マーチンさんや故レイ・チャールズさん、レディー・ガガさんらが歌ってきた。

 USAトゥデー紙によると、オハイオ州クリーブランドのラジオ局が苦情を受けて同曲の放送自粛を発表すると、全米やカナダのラジオ局も続いた。西部コロラド州のラジオ局はいったん自粛した後、曲を支持する多くの声が寄せられたため、放送を再開。賛否を巡り各地で議論になっている。(共同)