Thursday, December 06, 2018 9:14 AM

移民集団巡り近く協議 メキシコ、トランプ氏と

 メキシコからの報道によると、ロペスオブラドール大統領は5日の定例記者会見で、中米諸国から米国へ向かう移民集団(キャラバン)への対応などについて、トランプ大統領と近く協議すると述べた。

 ロペスオブラドール氏はこれまでにも、不法移民の問題解決には「貧困対策が鍵」として米国に協力を呼び掛ける考えを示してきた。米国がメキシコ南部などへ投資して雇用を創出したり、メキシコと米国が労働ビザを発給したりすることなどを提案するとみられる。

 一方、トランプ政権は、難民申請を審査している間は、移民集団をメキシコで待機させる制度づくりを提案。メキシコ側は移民らの受け入れを最終的に押しつけられる恐れがあるとして、警戒感を強めている。(共同)