Friday, December 07, 2018 9:29 AM

ソフトバンク行政指導へ 大規模通信障害で総務省

 ソフトバンクのスマートフォンなど携帯電話サービスで発生した大規模通信障害で総務省は7日、電気通信事業法の「重大事故」に当たると判断し、同社に対する行政指導の検討に入った。スウェーデンの通信機器大手エリクソンのソフトウエアの異常が原因。エリクソン製設備を使用する11カ国の通信事業者で、ほぼ同じ時刻に同様の異常が発生した。

 スマホ決済も一時的に使えなくなり混乱が拡大。菅義偉官房長官は7日の記者会見で「日中4時間以上、全国の利用者に不便を掛け極めて遺憾だ」と批判した。ソフトバンクは19日に上場を控えており、その直前の大失態となった。

 総務省は7日、ソフトバンクの担当者から状況の報告を受けた。来年1月4日までに詳しい原因などを改めて報告させ、精査した上で行政指導の内容を検討する。(共同)