Monday, December 10, 2018 9:10 AM
GDP改定値年2.5%減 7〜9月、大幅下方修正
内閣府が10日発表した7〜9月期の国内総生産(GDP、季節調整値)改定値は、物価変動を除いた実質で前期比0.6%減、年率換算で2.5%減となり速報値の年率1.2%減から大幅に下方修正された。これまで景気をけん引してきた企業の設備投資が落ち込んだ。自然災害の影響が一段と表れたとみられる。
マイナス成長は2四半期ぶりで、GDPの減少幅は消費税率を8%に引き上げた2014年4〜6月期(年率7.3%減)以来4年3カ月ぶりの大きさ。今年10〜12月期は反動増が見込まれ、景気拡大期間は今月で戦後最長に並ぶことが確実視されるが、米中貿易摩擦の終結は見えず、先行き不安は増している。
7〜9月期の設備投資は速報値の前期比0.2%減から2.8%減に下方修正され、9年ぶりの減少幅となった。北海道地震や西日本豪雨、台風21号などが相次ぎ、製品の生産や輸送が停滞。業種別では卸売業・小売業や情報通信関連の製造業などが振るわなかった。(共同)
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