Tuesday, December 11, 2018 9:15 AM

eスポーツ市場は48億円 前年比13倍の急成長

 ゲーム雑誌「ファミ通」などを出版する「Gzブレイン」は11日、コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」の国内市場規模の調査結果を発表し、2018年は前年比13倍の約48億円に急成長した。2月に統括団体の「日本eスポーツ連合」が発足し、プロライセンスの発行も始まり、スポンサー収益が増加したという。

 試合観戦や動画視聴を経験したファン数は前年比66%増の約383万人だった。今後は新たな大会が続々と創設される予定で、ファン数のさらなる伸びが見込まれ、22年の市場規模は約100億円まで拡大すると予測した。

 今夏のジャカルタ・アジア大会で公開競技として実施された「eスポーツ」は五輪実施競技入りを模索しているが、国際オリンピック委員会(IOC)は「時期尚早」との見解で一致。24年パリ五輪組織委員会のエスタンゲ会長も同五輪の追加種目に提案しない見通しを明らかにしている。(共同)