Wednesday, December 12, 2018 10:03 AM

シリア北部に監視所設置 米軍、対IS作戦で

 米国防総省は11日、シリア北東部のトルコとの国境地帯に新たに米軍の監視所を設置したと発表した。「トルコの安全保障上の懸念」に対処するためとしており、過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦に全力を尽くす考えを示した。

 国境地帯では、対IS地上作戦の主軸を担うクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」と、クルド人の分離独立を警戒するトルコ政府の対立も顕在化。今回の監視所設置は、米軍による監視強化で対立激化を防ぐ狙いもあるとみられる。(共同)