Wednesday, December 12, 2018 10:08 AM

仏東部で乱射、2人死亡 テロで捜査、容疑者逃走

 フランス東部ストラスブール中心部のクリスマスマーケット(市場)近くの路上で11日午後8時(日本時間12日午前4時)ごろ、男が銃を乱射し、刃物で通行人を襲撃した。検察当局は12日、2人が死亡、別の1人が脳死状態になったと明らかにした。ほかに12人が負傷し、うち6人が重傷。当局は容疑者が「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んだとの証言があると明らかにし、イスラム過激派のテロだったとの認識を示した。

 容疑者は逃走中で警官と憲兵計350人態勢で行方を追っている。

 発表によると、男はシェリフ・C容疑者(29)。ストラスブール生まれで、これまでに窃盗などテロ以外の犯罪で27回の有罪判決を受けた。2015年の収監中、イスラム過激思想と布教を図る態度が確認され、情報機関の公安上の警戒リストに名前が含まれていた。(共同)