Thursday, December 13, 2018 9:21 AM

北朝鮮、制裁維持を非難 「交渉膠着は米の責任」

 北朝鮮の朝鮮中央通信は13日の論評で、米政府が非核化が進展するまで制裁を緩めない姿勢を示していることを非難、米朝交渉が膠着しているのは米側の責任だと主張した。米財務省が深刻な人権侵害を理由に崔竜海朝鮮労働党副委員長らに制裁を科したことには触れていない。

 論評は、ミサイル発射や核実験の中断を念頭に、北朝鮮側は既に非核化に向けた措置を取ったと強調。米側の「相応の措置」がなければ、交渉は前に進まないとした。

 また、ペンス副大統領が、核・ミサイル施設のリスト提出を米朝首脳再会談の前提条件としない考えを示したことに対し、リストは攻撃目標を自ら教えるようなものだと指摘、米側が要求を撤回するのは当然だとした。(共同)