Thursday, December 13, 2018 9:23 AM

10年間で125人労災死 実習生含む外国人労働者

 外国人労働者受け入れ拡大に絡み、厚生労働省は13日の野党合同ヒアリングで、昨年までの10年間に技能実習生を含む外国人労働者125人が労災で死亡していたとの集計結果を示した。厚労省の取りまとめと別に、法務省も、昨年までの8年間に事故や病気、自殺などで18〜44歳の実習生ら計174人が死亡したとする集計を示した。

 法務省と厚労省はそれぞれ別にデータを集計しており174人のうち、労災による死者数は不明。厚労省は労働基準監督署の調査結果をまとめ、法務省は実習生らを受け入れた企業などからの報告を基に集計していた。

 野党は、技能実習制度が来年4月から始まる新たな在留資格制度の土台になっており、実態把握には、企業などからの報告内容が分かる原票自体の分析が不可欠だとして公表を要求。法務省幹部は「どういった形で示せるか検討したい」と述べた。(共同)