Thursday, December 13, 2018 9:24 AM

トランプ氏への圧力強化 米民主、新議会で攻勢

 トランプ大統領の元顧問弁護士コーエン被告が12日、トランプ氏との不倫関係を主張する女性への口止め料を巡り有罪判決を受けたことで、政権と対立する民主党は来年1月に開会する新議会で政権に攻勢をかける構えだ。被告に違法行為を指示したとして、トランプ氏に圧力を強める。同氏は議会での弾劾訴追を警戒し、反論に躍起だ。

 ロシア疑惑を捜査するモラー特別検察官側はコーエン被告が「ロシアに関する捜査の核心部分で有益な情報を提供した」としており、捜査が急展開する可能性もある。

 中間選挙で下院多数派を奪った民主党は議会の幅広い調査権限を生かし、口止め料の疑惑などトランプ氏や政権が抱える問題を徹底追及する方針。下院司法委員長に就任予定の民主党のナドラー議員は、選挙法違反の指示は弾劾訴追が可能な犯罪に当たると述べており、弾劾に関する議論が活発化している。(共同)