Thursday, December 13, 2018 9:24 AM

中国、摩擦解消へ譲歩か 米国産大豆の購入再開

 中国が米国との貿易摩擦解消に向け、譲歩姿勢を示し始めた可能性が出てきた。ロイター通信は12日、中国が米国産大豆の購入を再開したと報道。ウォールストリート・ジャーナルによると、中国政府が製造業の長期発展戦略「中国製造2025」の見直しを検討している。

 米中両国は1日の首脳会談で、貿易不均衡や非関税障壁の是正など中国経済の「構造改革」について90日かけて協議することで合意。米国産大豆の購入再開や製造業戦略の見直しは合意に基づいた動きとみられる。

 購入再開した大豆は150万トン超、5億ドル(約570億円)以上に相当するとみられる。トランプ政権が対中貿易制裁を科した報復として、中国は米国産大豆に25%の追加関税を発動した。(共同)