Friday, December 14, 2018 9:17 AM

就任式の資金不正支出か 検察が汚職捜査、米紙報道

 ウォールストリート・ジャーナル電子版は13日、昨年1月のトランプ大統領就任式の実行委員会が支援者から集めた資金の一部を不正支出した疑いがあるとして、ニューヨークの連邦検察が捜査していると伝えた。関係者の話という。

 報道によると、委員会は大統領就任式としては過去最多となる約1億ドル(約110億円)の準備資金を集めた。委員会がトランプ政権へのアクセスや政策面の配慮などを支援者に約束していた疑いもあるという。政治的配慮を見返りに寄付を受け取るのは汚職を防止する連邦法に違反する。

 連邦捜査局(FBI)が今年4月、トランプ氏の元顧問弁護士コーエン被告の自宅などを捜索した際、委員会関係者が就任式への支出に関する懸念をコーエン被告に打ち明ける音声記録が押収されたという。(共同)