Tuesday, December 18, 2018 9:03 AM

鉄道着工式の準備本格化 韓国、融和ムード維持狙う

 韓国政府が、北朝鮮と26日に開く予定の鉄道・道路連結事業の着工式の準備を本格化させている。先発隊を週内に北朝鮮に派遣、19〜22日に訪韓予定の米国のビーガン北朝鮮担当特別代表と協議し、対北朝鮮制裁に違反しないよう調整する見通し。金正恩朝鮮労働党委員長の年内のソウル訪問が絶望視される中、式を通じて南北融和ムードを持続させたい考えだ。

 また、11月30日に北朝鮮に入り、線路や鉄道施設を南北共同で調査した列車が18日、韓国に戻った。今後も追加調査を行った上で、具体的な補修計画を策定する方針。

 南北は、着工式を26日に北朝鮮・開城の板門駅で開催。本格的な工事開始は制裁緩和が必要で式は南北融和の象徴的な意味合いにとどまる。双方から約100人ずつが出席する予定だ。(共同