Tuesday, December 18, 2018 9:03 AM

消臭未実施で大量廃棄か スプレー120本噴射

 札幌市豊平区の爆発事故で、発生元とされる不動産仲介「アパマンショップ平岸駅前店」の運営会社「アパマンショップリーシング北海道」の佐藤大生社長(39)が18日、札幌市内で記者会見し、スプレーを使う消臭サービスを顧客と契約しながら、実施していないケースがあったと明らかにした。

 佐藤社長によると、男性従業員が「直前に消臭スプレー缶120本の中身を一度に噴射した」などと説明。消臭サービスをしなかったことで通常より大量の在庫を抱え、大量廃棄の一因となったとの見方を示した。北海道警は、店内で急速にガスが充満し爆発につながった可能性があるとみて捜査している。

 また、爆発が起きてから建物が炎上するまで10分ほど時間が空いていることも目撃者らの話で判明。一定の避難時間があったことが犠牲者が出なかった一因とみている。(共同)